Title:ロシア旅日記(19) サーカス
 


 



スズダリでの2泊の旅を終えてまたバスでモスクワに戻り、
カジノホテル内でのレストランで夕食後サーカスを観る。
有名なのは国立ボリショイサーカスであるが、夏は地方、国外巡業でモスクワ
での公演はお休みらしい。
観たのは「オールドサーカス」。猛獣などは居なくて、ピエロ、舞踊、アクロバッ
ト。
小中学校は夏休みに入っており、土曜日の夜なので、親子連れで一杯。
(写真は開演前30分前、その後満員となる)

見終って、いよいよ、サンクト・ペテルベルグ(旧レニングラード)への夜行寝台
列車に乗り込むべく駅に向う。

by 旅所々



客室内のドアロック


ロシア旅日記(20) 駅名の怪と夜行寝台

バスが着いたのは、なんと、レニングラード駅、此処から寝台列車で終
点モスクワ駅まで行く???
レニングラード駅はモスクワ市にあり、モスクワ駅はサンクト・ペテルベル
グ市にある。???

モスクワ市には長距離列車の発着する駅が環状的に9あって、それぞ
れ最終目的地にあわせてレニグラード駅、キエフ駅、カザン駅、フィンラ
ンド駅、ベラルーシ駅等である。
つまり、キエフに行く人はキエフ駅に、カザンにいくには、カザン駅から列
車に乗ればいい。

判りやすい、ように思える。

東京で言えば、東京駅は大阪駅に、新宿駅は松本駅に、上野駅は
青森駅という事になる。
では秋田駅や新潟駅も今の上野駅に併設しなくてはならない。
そして全国に何箇所も東京駅が出来ることになる。

もう1つの疑問は途中の静岡駅などはどうなる? で、現地ガイドに
訊いてみると、
地方都市では、駅は1駅しかないから、ただ、単に駅というらしい。
なぜ、そんなことにこだわるのか?とロシア人も怪訝な顔をしている。

さて、駅はロシアの首都と第二の都市を結ぶ駅なので、立派で、構
内には沢山の商店もあるが、
改札のようなゲートも無ければ、駅員もいない。
終着駅だから、その先に数本のプラットフォームがあって、それぞれに
始発の夜行列車が待っている。

サンクト・ペテルベルグ行きの特急寝台「赤い矢」号 (また赤だ)
1編成拾数輌の寝台車、1車輌に、別に入口側から車掌室、9室の
客室と続き、奥にトイレと通路を挟んで湯沸し室。車掌は各車輌2
名で、検札、案内、シーツ、枕、弁当など一切の面倒を見る。私達
の客室担当の車掌さんは京唄子さんにソックリの中年女性。

部屋は進行方向に対して横配列のツインベッドで2つのベッドの間が
60センチくらい空いていて、そこから、スーツケースなどをベッドの下に
押し込む。
通路側の隅にハンガーなどがあり、反対側は小さな窓があり、カーテン
も居間風にしつらえてあり、その前に小さなテーブルがある。JRの寝台
車のビジネス風な感じとは異なる。

ドアーのロックの凄い。ノブ側が2箇所のダブルロック、ドアの反対側も
更にロックがあって、厳重。この使い方は添乗さんが、部屋ごとにしっか
りと案内して廻った。




 


いかにもロシア風
 


 


酒に不向きなものが残った、弁当箱          by 旅所々


夜行寝台列車なんていかにも海外旅行ぽくていいですね。
そんなに鍵かけないと怖い人が飛び込んでくるのでしょうか?
我が家で見ている映画だと客室で殴りあい悪いやつを窓から押し出し
てさようなら〜
                    by ACA



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