ロシア旅日記 (2) 入国審査
どの国でも入国審査は緊張しますが、
ロシアは入国に査証が必要です。
個人では取得が面倒で旅行社の言うなりの手数料をふんだくられま
す。
更に日本では疾うに廃止になった入出国記録票(EDカード)も要求
され、氏名と生年月日、パスポート番号と、滞在先の最初のホテル
名を記入するだけで税込み4200円夫婦で8400円、この分だけは
自己記入で倹約。
旅行社は、このEDと、旅行傷害損保手数料でがっぽり。
保険も当然、元勤務先のOBで半額以下の気の利いた個別特約を
してきて、この2項で夫婦で約2万円が、今後の呑み代(とお土産の
一部に)充当金となる。
ほぼ満席のボーイング777でやって来た我々外国人(ロシアにとって)
は200名余全員が一挙にパスポート・コントロールに押し寄せたから
大変、狭い、殺風景な部屋にはセパレーションも無く、
先細りしながら我先にと4、5個しかない検問所に殺到。
結局1機分の乗客が通過終了するのに2時間半、二時間半ですよ
。
団体ツアーの悲しさ、先に出た人は出口の外で待ち、
後ろに並んだ人は順番が来るのを中で待ち、全員19名と添乗さん、
計20名はロシアが今でも行列の国であることを、しっかりと体験。
出揃ったところで、既に回転テーブルから御一行様の分のスーツケー
スをカートに積み上げ、待機していたポーターに従い、次の部屋にと移
動、なんとそこは空港出口、
送迎バスが道路脇に待っていました。
税関、荷物検査は全くナシ。
日本でも、申告品の有無くらい聞いてくれるのに。
夜10時半、夏のモスクワの空は夕焼けが始まったばかりでした。
by 旅所々 Date:2005/07/13(Wed)
23:25
No.831 |