Title:ロシア旅日記 (3)PecmopaHって...
 


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いよいよモスクワの市内へ、出迎えのバスでホテルにむかう。

外国に来て、最初に飛び込んでくるのは、その国の言葉と文字。
耳から入る、やたら濁音の多い聞き慣れない言葉は全くダメ。

でも看板や標識はローマ字、ギリシャ文字風、
ローマ字のR、Nなどを反転した文字、などなど

写真のようなネオンを見つけました。
早速「地球の歩き方=旅行ガイドブック」を開きキリル文字とローマ字を対
照、
PecmopaH
P=R、e=E、c=S、m=M、o=O、p=R,a=A、H=N
なんだ、なんだ? RESMORAN ?
看板には隣に英語でrestaurantとあるではないか。

結局、後でロシア女性の現地ガイドに聞きました
彼女はサンクト・ぺテルブルグ総合大学日本語学科卒の才媛で、完璧な女
性の日本語を話しました。

曰く、Tの小文字はT(文字通り小さく書く)ですが筆記体ではmのように書くこ
ともあります。
ほら、ニホンゴにもカタカナとひらがーな、が有るでしょ。 だそうです。
従ってPecmopaH (Hの小文字も小さくHでhではない)
は大文字(キリル)ではPECTOPAN、すなわち英語の発音をロシア表記す
ればPECTOPAN=レストラン=RESTAURANT

日本もロシアも外来語は音を母国語に書き換えられて便利ですが中国語は
そうは行きません。

後刻、駅で KaMePa とあるのを見つけて、ん?カメラ?と読んだのですが
読みは正しくても、荷物預り所でした。
カメラは暗箱の箱、空間と言う語源から来ていました。預かり所も大きな箱だっ
た。

もう1つ、ホテルで街の地図を貰おうとフロントのおばさんと悪戦苦闘して
おお、KAPTA(カールタ)といって、机の下から出してきました。

東(日本)に渡来して、カルタはカード、トランプに、
北(ロシア)に行けば地図になってしまった。

生かじりは、危ない、危ない。

(この項でローマ字表記は大小取り混ぜていますが、本来のロシア文字は小
文字も大文字も書体は同じものが多いのですが、ちいさなHやMは表記でき
ませんのでその点お断りしておきます)
by 旅所々
Date:2005/07/14(Thu) 12:13
No.833


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ロシア旅日記(4) バスと信号

バスはドイツ製、典型的な観光バス。
大きな欧米人用に、通路側の座席が10センチ程、通路側に横移
動する。左右ともこれをやると、通路は当然20センチ程狭くなるの
で、降りる前に元の位置に戻す。
操作レバーは椅子のリクライニングレバーの隣に並んでいる。

通路側の肘掛も通路側に倒して降りる。この倒し方はちょっとコツが要
るが判ってしまえばすぐできる。
今回は人数が少ないので、夫婦でも2人分の座席に1人ずつ。
こんな作業は無し。

交差点の信号機は雪国の常で縦配置。上から大きい赤、中が中サ
イズの黄色、下が小さい青。

青、黄、赤、青、という順序が日本流だけど、こちらでは
青、黄、赤、赤黄同時点灯、青と変化する
つまり、赤から青に変わる前、黄が追っかけ点灯する。
ほら、もうすぐ青に変わるよ、ということかな。1,2秒なのでどうってこと
は無いのだけど。

やがてU字状に蛇行するモスクワ川に囲まれて、大聖堂のような巨大
な建物が見えてきた。
これが、今晩から3泊するホテルらしい。

by 旅所々
Date:2005/07/14(Thu) 12:27
No.835


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