翌朝、起きてカーテンを開けるとしじゅうからが集団で木立のまわりを遊んでいまし た。かっわい〜い!が、しか〜し、この部屋からは、空の様子と山がみえないので す。急いで、ラウンジに走る、走る。
おおっ!山が見える。なかなかのお天気で す。すぐに出発。(7時です。)

エクシブをでて白樺湖方面に向かっていくらも行かないうちになんと北アルプスの 槍ヶ岳(3180m 日本で5番目に高い山)が見えるではありませんか。いつも走っ ている道なのにエクシブの近くから見えるなんて思いもよりませんでした。



このぶんなら、北アルプスがもっとよく見えるところで朝ごはんにしよう!と、白樺湖のコンビニでおにぎりなど買って更に車を走らせます。今度は、富士山まではっ きり見えるではありませんか。

 

中央に富士山も見えます。

 

朝早くて車の通っていない、朝陽さす白樺林の道。
小鳥達と追いかけっこをしながらのドライブは、なんと爽快なことでしょう!

 

眺めの良いベンチを見つけてゆで卵、トマト、果物、おにぎりの朝食です。 おいし かった〜

 

やまとりかぶと

いぶきぼうふう

ヤナギラン(カナダでは、炎の花と言われている)が咲いていました。

お腹もいっぱいになったので山の上までお散歩です。山はすっかり秋の花になってい ました。
 



ヤマホタルブクロ

やまははこ

しゃじくそう(葉っぱが車軸の形)

松虫草

オヤマリンドウ

エゾカワラナデシコ

アカバナシモツケ

ウメバチソウ

ハクサンフウロ・直径3センチくらいでかわいい
(横向き)

ハクサンフウロ(正面)

子供達にも蝶々を見せたいと山を歩きはじめましたが、見当たりません。

蝶々はお盆 の前後1週間、と聞いていたのでもう遅かったのかな、と思いながらお花を見ながら歩きました。

目に付くのは、クジャクチョウばかりですが、くじゃくもんがはっきり見えて最初に覚えられますね。

私は、写真を撮りながら歩くのでいつも一番びりで到着です

← アキノキリンソウにとまるクジャクチョウ

 

雲はでてきましたが、気持ちがよいですね。
私達は、手ぶらですが、お地蔵さんを背負って登る人もいるのですね。

 

   今年は、アサギマダラに会えないのかなあ、とおもいながら下りを歩いていたら、突 然アサギマダラが現れました。それも赤い服を着ている私の周りに50匹(動物学的 には、50頭という)も。わあ〜、きれい〜と思うと同時にこれは、いったいなんだろう、まるで、舞台で棒の先につけた蝶をゆっくり、ゆらゆらさせている感じなので す。私を囲むかのように。私達家族しかいなかったのですが、ただただ、声もなくみんな呆然としていました。

やがて、その50頭のアサギマダラが、今度は、いっせいに道の側溝のようなところにとまったのです。卵でも産んでるのかしら、と思いまし たが、あとで調べたら、アサギマダラは、渡りをする蝶ということがわかりました。 渡り鳥というのは、聞いたことがありますが、アサギマダラは、蓼科の寒さの中、冬 を越すことができない蝶でだんだん南へ移動して九州方面へ行くところだったので す。

ギフチョウをみつけたり、外国まで蝶をみにいく先輩を思い出して話をすると、道に降りているのは、卵を産んでいるわけじゃなくて(蓼科では産まない)給水 をしているのだそうです。そんなにたくさんのアサギマダラの給水は見たことがない !と言っていました。これから、南下して台湾まで行くのだそうです。来年は、5月になるとまた、蓼科に戻ってくるそうです。

興味を持ったので図鑑で調べたら、アサギ マダラは、毒をもっていて集団で「毒をもってるぞ」と威嚇したりするそうで、もし かしたら、私が標的だったの?と思いました。大丈夫な人と判断して給水にはいった のでしょう。とまったあとは、逃げもしませんでした。あと、1時間早くても1時間遅くても大群の舞いと給水を見ることはできなかったかもしれません。
 

密を吸うアサギマダラ

給水するアサギマダラ

不思議な光景をみたあとは、また、珍しい蝶も見ました。

キベリ(黄縁)タテハ
ベルベットの羽に瑠璃色の班、黄色い縁取り

ヒメキマダラヒカゲ

ギンボシヒョウモン



ウラギンヒョウモン♀

 

歩いたあとは、お腹がすきました。

霧が峰では、いつもこのじゃがバターが食べたく なります。

どんなご馳走よりおいしいです。と、いうわけで今日のお昼ごはんは、 じゃがバター!

ん〜おいし〜い!

お天気もよかったのでドライブしながらエクシブに帰りました。

 

 

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