ロシア旅日記７～

Title：ロシア旅日記（７）　両替

お城のようなホテルでの一夜があけ、

長～い廊下を往復して、朝食を済ませ、慣れないトイレも研究して、

いざ、観光に出発。

で、先立つものはロシアのお金、ルーブル。

ロビーの両替所で日本で予め米ドルに換えた

１００ドル紙幣を出して２８１０ルーブルを受け取る。

日本円から換算して１ルーブルは４円弱。換算暗算は簡単

１ルーブルの表記はＰ１。Ｐはローマ字のＲでルーブルをしめす。

既載のレストランの項、思い出してね。

例のガイドブックに拠れば

日本円は直接ルーブルへの両替は殆ど不可能とのことであったが、

大きなホテルや美術館内の両替所では、日本円の取り扱いも始まっていた。

ロシアの変化は激しい。

ホテルのロビーにはモスクワでの現地ガイドが待機

会社で言えば部長さん風の中年のロシア男性

ロシア国籍がないとガイドの認可は下りないとのこと。

ニホンゴは聴きやすかったが、ちょっと翻訳調のところがあり、

誰が教えたのか、何か説明した後でタトエバと結ぶのがご愛嬌。

帰国したいまとなっては、妙に懐かしいです。タトエバ。ｗ

by 旅所々
Date：2005/07/26(Tue) 18:27

No.873

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ロシア旅日記（８）　カメラ

モスクワの市内観光でモスクワ大学へ。

泊まったホテルと同じスターリン様式、他に外務省などもソックリ。

高台にあって大学前の広場からの市内の展望は随一。

広場にはお土産屋さんの露天も多く、その中に中古カメラ屋を発見。

ロシアライカ？と近くに寄って良く見ると、本物のライカも数台ある。

怪しげな金メッキのボディもある。

ドイツや中国の中古カメラもあって、店にはもっと沢山あるんだと

売り手の若い男が英語で説明してくれた。

デジカメが出て、フィルム離れで、

ライカもコンタックスも、そのロシア版も売れなくなったとのこと。

ロシアはライカやコンタックスのソックリさんで有名、レンズもまた然り。

店の商品にも関心は有ったが、

市内の単独行動は添乗さんも、現地ガイドも共にビビッテ

なかなか許可が下りないので諦める。

もっとも、いい加減なライカを買ってくるにはリスクが多すぎるけど。

by 旅所々
Date：2005/07/26(Tue) 18:29

No.874

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ロシア旅日記（９）　寄ってくる売り子

観光バスが止まってツアー客が降りはじめると

直ぐに出迎えてくれるのが、怪しげな売り子達。

ジュウドル、シェンエン（１０＄、１０００円）ヤスイの連呼。

と、これも西欧の観光地の常套句。

客の人種を見分けて国別の観光ガイド本を売り込む。

ここで、モスクワとクレムリンを入手。一部が千円、

米ドルだと１０ドル、ルーブルだとP３００．

￥１０００＝＄１０（￥１１１０）＝Ｐ３００（￥１１８５）

やっぱり日本円が得

この案内書はいずれも厚さ１センチ、百数十ページの総カラー印刷。

他に行く先々で、黄金の環、サンクトペテルブルグ、エルミタージュと入

手。

いずれも露西亜語をはじめとして、日、中、韓、英、仏、独、伊、のほ

か

オランダ、スペイン、ポルトガル、ポーランド、スゥエーデン版と網羅

内容は、記事も写真もこの数年の間に準備されたもので新しい。

この５冊の総重量３キロくらい？が、

後々、帰途のロシア国内航空の重量超過の心配の種となる。

このガイドブックと対になって売り込まれるのが、赤軍？の兵隊帽（一

応新品）

紙風船のように左右が重なってピタッと畳める。

左右の面に数十個のバッジが止めてある。

多くはロシア軍の勲章や兵隊のバッジ。

他にも、国連やユネスコとか、よく判らないものばかり。

これも１０ドル、千円。

ツアー仲間の快活な女性が、欲しい訳ではなかったが、

旅の座興で、８ドル、６ドルと値切りはじめた。

相手もサル者、終に２個１０ドルまで来たので、

私も参加して、結局１個５ドルで各々入手。

本は値切れなかった。

バッジを外した布製の帽子本体は捨てて、

その後、色々なバッジを日替わりに楽しむこととなった。

by 旅所々
Date：2005/07/26(Tue) 18:31

No.875

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ロシア旅日記（１０）　赤の広場と聖ワシリー聖堂

バスは市内の中央部に戻って、赤の広場までは徒歩。

数年前まではテロの余波で立ち入り禁止の場所だったが

今は、まさに観光広場。一角にレーニン廟がある。

「赤」とは色を表すほか、美しいという意があるそうな。

従って赤の広場とは「美しい広場」という意味をもつ。

そして、クレムリンとは要塞という言葉で

モスクワを取り巻く古都にはクレムリンも赤の広場もあった。

ついでに、ボリショイ劇場とかボリショイサーカスのボリショイとは

「大きい」ということで、いわば「グランド」である。

ＸＸグランドホテルとか昔の○○グランドキャバレーとか。

２キロ以上の城壁に囲まれたクレムリン宮殿前の広場

反対側には超高級品を揃えた、国営グム百貨店

イタリーのミラノも顔負けしそう。テナントは海外高級ブランドばかり。

左には美しい聖ワシリー教会、あまりに美しい聖堂が出来たのでこの

建造設計をした２人の建築家を盲目にして、皇帝は以後同じ聖堂が

作られる事を防いだという残酷な伝説を持つ。

さらに、これを模して作られたサンクト・ペテルベルグの聖堂も

血（の上）の教会と呼ばれている。

裏手にはボリショイ劇場もあったが、これから改装にはいるとのこと。

by 旅所々
Date：2005/07/26(Tue) 18:33

No.876

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赤の広場

by 旅所々
Date：2005/07/26(Tue) 18:34

No.877

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ロシア旅日記（１１）　クレムリン宮殿と武器庫

ここはスターリン時代にはじまったことではない、

権力闘争と陰謀の渦巻いたロシア帝国、ソ連邦の中枢。

現在は国家元首、超ＶＩＰとの会見に用いられ、

我々、おのぼりさんは入れてくれない。

隣あわせに有るのが武器庫。なにやら物騒な場所だが、これが宝物

殿。

ロシア帝政時代の戴冠式の宮廷馬車、王冠、杓杖、玉座、衣装、

装身具。全て黄金と宝石の飾り物

エカチェリーナ（Ⅱ）女帝のドレスなどもあるが、愛人の一人（女帝だっ

た彼女には愛人が１２人以上はいたという）が贈った、世界一大きなダ

イヤモンド”オルロフ”は更に隣のダイヤモンド庫にあるとのこでここでは

見られなかった。ガイドブックでは、此処は必見とあるではないか。残

念。

武器庫らしいものとしては、外国からの貢ぎ物らしい、儀礼用の甲

冑、銃砲類

半日の行程では、やむを得ない。武器庫よサイチェン（再見）

by 旅所々
Date：2005/07/26(Tue) 21:01

No.878

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半端じゃない。

by 旅所々
Date：2005/07/26(Tue) 21:05

No.879

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色々な宮廷馬車

by 旅所々
Date：2005/07/26(Tue) 21:06

No.880

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ロシア旅日記（１２）　皇帝が大好き

ロシア人はキンキラキンの光物とか、でっかい物が大好きらしい、という

事が段々判ってきた。

名付けて、大砲の皇帝と鐘の皇帝　赤の広場の近くに並んでいる。

王様の大砲は１６世紀後半のもの。日本では秀吉の全盛のころの代

物。

口径９０センチ、砲身５．４メータ。下に見えるのが砲弾で１トン。

実際に装弾するとしたら、どうするんだろう。

砲身の下に、百獣の王ライオンの顔が見える。

ロシア人の銃器職人はライオンを見たことがなかった。

聞くところ、巨大なネコの如しとのこと。

でもこのライオン、ひもじい思いをしている泣き顔のネコに見える。

by 旅所々
Date：2005/07/26(Tue) 21:08

No.881

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この鐘は悲劇の主人公である。

鋳造後、火事にあって、火消しが水を掛けたので割れてしまった。

重さは２００トン以上で、吊り上げられずに百年以上も放置されたと

さ。

日本の釣鐘や半鐘は鐘をつるして外側から打って鳴らす。

フランスなどで聴いた鐘は、鐘自体を揺さぶって鳴らす。

ロシアで聴いた鐘は、吊るした鐘の内側の物体（名を知らず）を揺さぶ

って鳴らす。

鐘楼には大小幾つもの鐘が吊るされ、

鐘突き？人が幾つもの紐を手、足で操り、見事な音色を聞かせてく

れました。

ヨーロッパ諸国でもこの方式もあったような？。、

by 旅所々
Date：2005/07/26(Tue) 21:09

No.882

旅所々さん、

貴重な写真と記事、大変参考になります。　ロシアへは行ったことがあ

りません。　その昔、ＪＡＬのパリ発モスクワ経由便と、ロンドン発モスク

ワ経由のアエロフロート便での２回だけ大地には立ちましたが、入国は

していないので、歩くＤＸＣＣには入れられないでいます。　その後、シ

ベリア経由のＥＵ直行便ばかりになり、モスクワに寄る事も無くなってし

まいました。・・・　

続きの投稿をよろしくお願いします。

by MEIWA
Date：2005/07/26(Tue) 23:59

No.883

皆様今晩は。旅所々さん、追加ありがとうございます。

ディズニーランドのお城みたいにカラフルなお城ですね。可愛い。

やっと出ましたね。宝石をちりばめた金ぴかの王冠。待っていました。

世界一のダイヤモンドや見られなかったのですね。残念！！

釣鐘は大きいですね。厚さもすごい。

今日も眠くてうつらうつら。今日はまだ目が冴えてきません。

皆様、おやすみなさい。

by ACA
Date：2005/07/27(Wed) 00:32

No.884

MEIWAさんへ

海外経験の豊富なＯＭにお読みいただいて恐縮です。

毎年の西欧旅行に較べて、いろいろな異文化に接しましたので、駄

文を物しております。私も以前、トランシットでモスクワ空港内には何

回も、数時間ずつ、逗留しましたが、自動小銃を持った警備兵などの

印象しかありませんでした。

今のロシアは観光的には王政復古、キリスト教復活が随分と目立ち

ました。

まだしばらく、赤ゲット振りを発揮していきますので、御笑覧賜りたく。

by 旅所々
Date：2005/07/28(Thu) 15:54

No.891

旅所々様

まだＵＳＳＲ時代のモスクワ空港内の警備員だか職員だかがもってい

たのがモトローラのＨＴで、これがＵＳＳＲ崩壊の前兆だったのでしょう

か？？？

by　MEIWA
Date：2005/07/28(Thu) 23:44

No.892

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