ロシア旅日記最終回


 Title:ロシア旅日記(26) 食事とニコライ宮殿
 


File name:人参のサラダ(主菜はビーフストロガノフ)



ロシア旅日記(26) 旅先の食事とニコライ宮殿の晩餐会

朝食はホテル、いわゆるバイキング風、パン食、ロシアは中国人旅行客も多くお粥も
あった。
コーヒー、紅茶、ミルク、各種ジュース、果物、ハム、ソーセージ、卵、チーズ、バ
ター、ほとんど不自由ない。
焼き海苔、納豆、味噌汁は無理。魚はムニエル風で焼き魚は無い。スープはコンソメ
風、サラダはにんじんが多い。

昼と夜は外食。ツアーの食事はあまり期待できないが、時にはいいレストランに行くこ
ともある。
食事代はツアー料金に含まれるが、飲み物は個人払い。一人1本のPET入り水は付い
ている。
コーヒーか紅茶どちらかも付いているが、コーヒーにミルクを入れて飲む習慣は無いの
か、行く先々でミルクをお願いして出してもらう。紅茶はティバッグ。これは日東紅茶
の味だわとご婦人連の味利き。

ビンビール(350ml)、白、赤ワインは1杯200円程度、いいレストランほど、
ビールがよく冷えていた。
ウオッカもあったが誰も飲まなかった。ウイスキー、ブランディは高い。

by 旅所々
Date:2006/05/07(Sun) 22:05
No.1233


File name:七面鳥、チキンの料理も多い


肉料理はビーフストロガノフ、ポークソティ、チキンカツ、七面鳥など。モス
クワと郊外は内陸部なので、川魚のムニエルもでたが家内は駄目。異国の料理
でなじみが無いので解説は出来ない。



File name:My Favorite


豚肉だとポークソティが出た。


File name:半分、ビールのつまみにしてしまった


水餃子みたいなペリメニも名物らしいが食べていて途中で気付いた。
以後食べかけの皿の画像で失礼することとなる。
(なにせ、まずビールを飲んでそれから、料理をつまんで、それから小型カメ
ラを取り出すので、あしからず)

Date:2006/05/07(Sun) 22:17
No.1236


File name:My Favorite


同じく名物の壺焼き。壺のなかに野菜や肉をいれて、パン生地でフタをして焼
く。出来あがると壺にパンのフタが出来あがる仕掛け。そのフタを中にいれて
一緒に食べるらしい。たまたま私のぶんは火が通り過ぎたのか、中の蒸気でパ
ンが破れていた。
Date:2006/05/07(Sun) 22:24
No.1237


File name:鳥の巣サラダ


奇妙な名前の料理
Date:2006/05/07(Sun) 22:25
No.1238


File name:これは巨大なサモワール。飾り物か?


ツアーの中にロシアンティを楽しむ催しがあった。
ペテルベルグ最大の繁華街、ネフスキー大通りに面したカフェ。

大きなサモアール=茶瓶があって、紅茶とケーキを味わう。
ジャム,蜂蜜、ウオッカなどを入れるとか入れないとか、いろいろあるらしい。
いずれにせよ紅茶を飲むと胃が痛くなる私は関心ゼロ。
コニャックコーヒーならよろこんでいただくが。


Date:2006/05/07(Sun) 22:28
No.1239

naku.gif
店を出て、大通りの信号を渡って、バスに戻る。
その信号が赤から青に変わろうとする瞬間、グループの中でも最年長の男性が
なにやら大きな声を上げるのと同時に中学生くらいの女の子が2、3人、黄色
の信号を駆け抜けた。

我々がそこで見たのは異様な光景だった。
男性が両手を挙げ、この男性の背後から太った中年の外国人女性が抱きついて
いた。

結局、この女性と駆け抜けた子供たちは、ロシアの典型的な抱きつきスリ団で
男性の上着の内ポケットから財布が抜き取られ、その財布は逃げ去った女の子
たちに渡され、この中年の女性の手元にはなにも残っていない。

財布には数万円の日本紙幣があったとのことであるが、旅券などは、添乗員が
まとめてホテルの金庫に入っているので、それ以上の被害にはならなかった。

警察に届けても、どうにもならないらしい。皆さん気をつけてください。との
こと。


Date:2006/05/07(Sun) 22:29
No.1240


File name:My Favorite


旅も終わりに近づき、恒例の食事会。
サンクトペテルブルグツアー定番のニコライ宮殿での晩餐会。

ロシア帝政最後の皇帝の名を冠したニコライ宮殿。
民族衣装の芸人達の歌と踊り、観客席には数百人の世界各国の観光客たち。
幕間にドリンクサービスがあって、ケーキ、アイスクリーム、キャビヤのカ
ナッペなどと、ジュース、ビール、シャンペンなどが振舞われる。

キャビヤは乱獲がたたったのか、帰国の際の持ちだしも制限があった。

ショウが終わって、別室の晩餐会。といっても、食事は今までと同じ様なも
の。私はワインを飲んだ以外の記憶は弱い。

Date:2006/05/07(Sun) 22:30
No.1241


File name:My Favorite


食事中もピアノ演奏が続き、食後、我々のグループだけが盛り上がって、他の
グループが退席後、ロシア民謡の大合唱会となってしまった。大学で合唱団を
指揮していた男性が中心で、歌唱の好きな女性も何人かいて、劇場の若い女性
ピアニストは大幅な超過勤務となって、多大のチップにもあずかったことと
なった。

Date:2006/05/07(Sun) 22:32
No.1242


File name:My Favorite


なお、このツアー会社の恒例で、旅行期間中に誕生日」を迎えたメンバーに誕
生日のお祝いが用意され、披露される。
私は毎年、この時期のツアーに行っているので、今回もこの幸運に会う事と
なった。

前回はスイスアルプス山麓のレストランで名前の刻まれたアーミーナイフを
貰ったが、今回は、毎日、ワイン、ビールを飲んでいる私を観察していた添乗
員がきれいな化粧ビンに入ったロシアウオッカを選んでくれた。

帰国日のモスクワ空港でも土産にウオッカを数本求めた。
チャイコフスキーの銘柄で、いかにも土産品的である。
詳しい人の話では、ロシアと並んで、ポーランドがウオッカで有名であるが、
ポーランドが祖国のショパンに因んで化粧ビン入りのウオッカを売り出したと
ころ、大好評で、ロシアがそっくりその企画を頂いたとか、物まねは怪しから
ん、とポーランドがクレームを付けたとか、いろいろあるらしい。

なお、日本でも数年前、こんなビンを石原軍団とタカラ酒造が裕次郎17回忌
にワインと焼酎の記念ビンとして配って、マニアの間ではプレミアがついたこ
とがある。

Date:2006/05/07(Sun) 22:34
No.1243


File name:My Favorite


面白いのはこのビンの口である。詰め替え防止と、いきなり口にくわえてラッ
パ呑みしたとき、どかっと、一度に強い酒が口に出ないような仕掛けがある。
ウラジミルの結婚式でも、野外で男友達たちが、ビンごと回し飲みをしていた。
チャイコフスキビンの方は口元を回すと中から飲み口が競りあがってくる仕組
みでそれ以外のキャップは無い、もう1つの方は、キャップをはずすとプラス
チック製の、ラムネのビンのガラス玉のような仕掛けがあって、チビリ、チビ
リと出てくるようになっている。
外国の高額なウイスキーなどのビンにもこのような仕掛けがついたものがある。

さて、だらだらと休み休みに綴った旅日記をこれで閉じることとします。

今年も同様のツアーが大人気のようです。私たち夫婦も健康であればもう1度
訪ねたい街です。

お付きあいありがとうございました。
ACAさんにはきれいなアルバム風に仕上げて戴き大変感謝しております。
ありがとうございました。
by 旅所々
Date:2006/05/07(Sun) 22:36
No.1244

  旅所々さん、長編旅行記ありがとうございました。 ACA

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