Title:ロシア旅日記(24) エルミタージュ
 

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今回のロシア旅行の主目的の国立エルミタージュ美術館。
この壮大な宮殿美術館が、たった1日の見学日程であって、これを全部見て
廻れたわけもないし、それを余すことなく紹介することも不可能である。どうしよ
う。

by 旅所々
Date:2006/01/23(Mon) 23:37
No.1131


File name:見開きにある初冬らしき頃の全景のある案内書


大ネバ川に沿って3階建ての巨大な宮殿と4個の建物があって、10
00室以上の部屋と300万点以上の美術品が貯蔵されその1部が
展示されている。
内容的には大英博物館、ルーブル美術館に匹敵するといわれている
らしい。
さらに、展示場そのものが、かつてのロマノフ王朝の宮殿(冬の宮殿)
と宝物殿である。

エルミタージュ(仏語)、hermitage(英語)、「隠れ家」のこと。

18世紀の後半、出来の悪い、ご亭主の皇帝(ピヨートルV世)をク
ーデターで退位させ、
自ら女帝となり、愛人の寵臣を弐拾余人を従えたエカテリーナ(ドイツ
人で英語ではキャサリン)2世(とその後世)が蓄えた財宝、美術骨董
品の集大成の館。入場には予約が必要で、きちっと時間管理されて
いるので中はゆっくりと見られる。
フラッシュは禁止だが写真、ビデオともOK。
靴にはビニールのオーバーシューズを着用。

入場料は1200円程度で、ロシア人は400円位。
外国人に不当に高いと不満もあるが、先方はロシア人割引と称して
いる。他の施設も同様。

1階は受付や、資料、複写物の販売などと、古代の展示でこれは見
て居れない。

2、3階が、西欧の美術品。時代、国別にグループ化され、部屋には
全て一連の部屋番号がある。

午前中は一応ガイドに連れられ、目ぼしいものを巡回通覧。午後は
自由に各人が動く。

さすがに、ツアー同行の皆さんもかなり詳しく下調べしてノートに部屋
の配置と対象のコピーなどを用意して見落し無きを期している。

私はIBMの巨額な基金を基に準備されたエルミタージュのサイトを中
心に見ておいたのと、
例の千円ガイドが役立った。
この案内書は写真も新しく、日本語訳も素晴らしく、通常、とても千
円では買えない立派なものだった。
(ALFA−COLOUR出版 2005版)


サイト全体は
http://www.hermitagemuseum.org/

デジタル画像は
http://www.hermitagemuseum.org/fcgi-bin/db2www/
browse.mac/category?selLang=English

 



File name:孔雀(イギリス人コックス作)


先ず、大使の階段を上って2階にいく。各展示室は回廊に沿って並ん
でいる。

パビリオンの間があり、時計仕掛けのからくり、孔雀がある。

ネジが巻かれ水曜日の17時になると、時の鐘とともに黄金拵えの孔
雀が羽を広げて観客にお辞儀をし、脇のふくろうも籠の中で愛嬌を振
りまき、雄鶏がときの声を上げるそうな。残念ながら、火曜日だった。

(上記デジタルサイトでPEACOCKと窓に記入してgoすると詳しい画
像と説明がある。)

Date:2006/01/24(Tue) 00:04
No.1133


File name:床も美しい展示物の一部分


新エルミタージュ側にラファエロの回廊がある。
天井も美しいが、寄木細工の床も立派

ルネッサンス時代のイタリーの巨匠の作品が並ぶ

ダヴィンチの傑作も2点。

スペインの部屋、エル・グレコ、近くにはヴェラスケスやゴヤ

次に移って、17世紀のオランダ絵画から見ていくと、直ぐに有名なレン
ブラントの「放蕩息子の帰宅」が掛かっている。

この美術館の最大の誇りの1点。ほかにも「ダナエ」とか、ルーベンス
の、どっきりするような「娘の孝行」などなど.。
部屋もあって、この数室、数十点だけで1日が暮れそう。


Date:2006/01/24(Tue) 00:08
No.1134


File name:美しい天井がみもの


三階の近代絵画部門に行く前の展示物

この美術館(冬の宮殿)は内部の部屋自体が展示物である。

ピヨートル大帝の間

1833年に作られたが1837年の火災で焼け、その後復元されてい
る。

Date:2006/01/24(Tue) 00:19
No.1135


File name:1832年戦争の回廊


1812年戦争の回廊

正面には騎馬にまたがった当時の皇帝アレキサンドルT世の額が、
左右の壁面にはナポレオン戦争で功績のあった将軍達329人の肖
像画がはめ込まれている。
将軍達の肖像画はイギリスから招聘された画家の手で10年がかりで
描かれたという。



File name:真紅に黄金色はよく似合う


玉座の間

聖ゲオルギウス(モスクワ市の守護聖人とか)の名にちなんだ、この冬
の宮殿のメーンホール。

その名のとおり、1917年までは歴代皇帝の玉座が置かれ、今、また
再現されている。

最高の寄せ木細工の床と豪華な天井
Date:2006/01/24(Tue) 00:47
No.1137


File name:My Favorite


天井と金に縁取られた白大理石の円柱
(広大な室内を超広角レンズで撮影しているので、台形に見えるが、
勿論周囲の柱や壁面は垂直な造りである。)
Date:2006/01/24(Tue) 00:49
No.1138

burabi_niko2.gif
IBMのサイトでこれは (建物と展示室)です
http://www.hermitagemuseum.org/html_En/05/hm5_2.html

開くと、建物の画像が並びます。
そのいずれかの建物をクリックすると、下にその建物の内部の展示室
のサムネイルが並びます。
クリックすれば画像が出てくるし、
下の右は更に続き、下の左は次の建物へと進みます。

画像はあまり大きくないので、ブロードバンド環境ならば、それ程重くは
有りません。 お暇でしたら、覗いて見てください。

作品も同様ですが、また、ご案内します。 ではでは。

Date:2006/01/25(Wed) 18:34
No.1142



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